迅速かつ安全に、I/Oデータをクラウドへ展開

すべてのI/Oアプリケーションにとって最も重要な要素はデータですが、データを利用するためには、まずそのデータをあらゆるタイプの産業用センサーやデバイスから抽出しなければなりません。しがし、I/Oモジュールの追加、移動、または取り外しを行った後の再設定には時間と労力がかかります。ioThinx 4500シリーズは、モジュール/チャンネルのユニークネームをサポートし、直感的な設定操作が可能なWEB設定ツールを搭載しています。これにより、ModbusアドレスやRESTfulチャンネル名をSCADAに設定することで、特定のモジュールに一致させることができます。ユーザーがモジュールの順序変更、追加や取り外しした場合でも再設定の必要がなく、新しく追加されたモジュールを設定するだけです。

 

MoxaのioThinx 4500シリーズは、モジュール・リモートI/OであるioThinx 4510シリーズ、および高度なモジュラー・コントローラーioThinxであるioThinx 4530シリーズを含みます。Modbus RTUからModbus TCP / SNMP / RESTfulプロトコルへの変換を可能、プログラム可能な言語機能、クラウドへの接続性、精密制御のための高い計算能力、そしてシステム全体のサイバーセキュリティを特徴とするIIoT対応のモジュラーコントローラおよびI/Oです。 ioThinx製品は、IIoTアプリケーションが迅速かつ安全にI/Oデータをクラウドへ展開できるように設計されています。

  • ioThinx 4533シリーズ
  • ioThinx 4510シリーズ

ioThinx 4533シリーズIIoTコントローラー

CPU NXP i.MX7D 1GHz
電源入力 システム電源:12〜48 VDC。 フィールドパワー:12/24 VDC
拡張モジュール 最大64個
オペレーティング・システム Linuxカーネル4.4(CIP、PREEMPT_RT)、Debian 9
メモリ 512 MB DDR3
ストレージ(プリインストール) 8 GB eMMC
プログラミング言語 C/C++, Python
動作温度 標準モデル:-20〜60°C (-4〜140°F)
広い範囲動作温度モデル:-40〜75°C(-40〜167°F)

クラウドへの接続

製品に内蔵されたAzure/AWS/Alibaba SDKライブラリを利用することで現場のデータをクラウドに保存でき、またOPC UAに対応しているためSCADAとの容易な接続が可能です。

プログラミング言語

PythonやC/C++など、さまざまなプログラミング言語に対応しています。

精密制御

リアルタイムOSを利用しアプリケーションの設定に優先順位を付けることで、制御とコンピューティングのバランス調整を単一のデバイスで実現できます。

システム全体のサイバーセキュリティ設計

ユーザーがセキュリティの脅威を軽減するための体系的なセキュリティ保護。

ioThinx 4510シリーズIIoTリモートI / O

電源入力 システム電源:12〜48 VDC。 フィールドパワー:12/24 VDC
拡張モジュール 最大32個
IT プロトコル SNMPv1/v2c/v3, RESTful API, MQTT
OT プロトコル Modbus / TCPサーバー(スレーブ)
ゲートウェイ機能 Modbus / RTUマスターからModbus / TCP、SNMP、RESTful API、MQTTへの変換を可能
動作温度 標準モデル:-20〜60°C (-4〜140°F)
広い範囲動作温度モデル:-40〜75°C(-40〜167°F)

クラウドへの接続

わずかな手順を踏むだけでクラウドに接続できるMQTTプロトコルをサポートしています。プライベートクラウドでのデータ管理にWeb HMIやNMSを利用している場合、それぞれに対しRESTful APIとSNMPを使った接続が可能です。

自動再設定

単純な変更をいくつか実施する際には、再設定の必要がありません。変更したいモジュールの調整のみを行い、他の機器には特別な作業が不要です。

サイバーセキュリティ

IoThinx 4510シリーズはIEC 62443レベル1に準拠しています。

機密性

  • 認証:アカウント管理、ログインポリシー、セッション管理

整合性

  • アクセス制御:役割ベースのアクセス制御、IPベースのホワイトリスト

可用性

  • インターフェース保護:ネットワークポート保護、デフォルトでサービスが無効

I/Oデータをクラウドへ展開する方法

Modbus TCPを使用してioThinx 4510シリーズに接続する方法

MQTTを使用してioThinx 4510シリーズに接続する方法

RESTful APIを使用してioThinx 4510シリーズに接続する方法

Modbus RTUメーターとI/OデバイスをSCADAシステムに接続する方法

自動再設定によって展開時間がどのように節約されるかを見る