2015年9月24日、米国カリフォルニア州、ブレア — Moxaから、Modbus TCPとModbus RTU/ASCIIプロトコルを相互に変換する高密度のModbusゲートウェイであるMGate MB3660シリーズのリリースが発表されました。同ゲートウェイは、パフォーマンスの低下を招かずに、同時に、最大256台のTCPマスタ/クライアントデバイスからアクセスしたり、最大128台のTCPスレーブ/サーバデバイスに接続したりできます。1つのシリアルポートに最大31台のシリアルデバイスを接続できます。また、MGate MB3660ゲートウェイでは冗長性が重視されており、デュアルイーサネットインタフェースおよびデュアル電源モジュールを搭載する設計が採用されています。MGate MB3660ゲートウェイはこうした強力な機能を多数備えているので、電力や環境のモニタリング、データセンターのインフラ管理(DCIM)といった広範な産業アプリケーションでの使用に最適です。
Moxaの産業用イーサネットゲートウェイ部門プロダクトマネージャのショーンチェン(Sean Chen)はこう述べています。「こうしたアプリケーションに共通する大きな特徴は非常に多数のModbusデバイスからデータを収集する必要があるということである。MGate MB3660はエンドデバイスと最新情報を得るために、アクティブに通信して、データを連続的に収集できるので、SCADAシステムはわずか1秒以内にデータデバイスからのすべてのデータを取得できる。高密度のModbusゲートウェイを使用することで、ゲートウェイ1台ごとに配線し、ハードウェアとソフトウェアをインストールする負担を伴う多数の低ポート密度のModbusデバイスを使用せずに済む。MoxaのMGate MB3660は革新的なコマンド学習機能を搭載し、すべてのシリアルポートからModbusデバイスのデータを同時かつアクティブに連続して取得できる。ユーザーはModbusコマンドを入力する必要がないので、Modbusデバイスのアクセス待機時間は劇的に短縮される。
MGate MB3660 Modbusゲートウェイは電源入力とイーサネット接続の両方の冗長性を備えており、デュアルACまたはDC電源入力内蔵により電源の冗長化が、(同一IPまたは異なるIPに対応した)デュアルイーサネットポートによりネットワークの冗長化が実現されています。なお、MGate MB3660シリーズの絶縁モデルは変電所アプリケーションに最適な2 kVの絶縁保護を備えています。
MGate MB3660の詳細については以下を参照してください:
https://japan.moxa.com/product/MGate_MB3660_Series.htm