カリフォルニア州ブレア、2016年3月1日—産業用ワイヤレスソリューションのグローバルリーディングプロバイダーであるMoxaは最近、自動マテリアルハンドリング(AMH)システム対応の統合型WLANソリューションを発表しました。モバイル機器を意識して設計されたこのソリューションは、倉庫オートメーションなどの用途に対応した信頼できる無線接続を保証します。同ソリューションは、MoxaのAWK-AシリーズAP/クライアント製品を使用し、MoxaのTurbo-Roamingテクノロジーを利用して150ミリ秒の高速ローミングを実現します。AWK-Aシリーズで使用可能なデュアルアイソレーション設計は、電源ポートおよびアンテナポートを電気干渉から保護します。また、同無線デバイスは、防振保護および幅広い動作時温度範囲からなる産業用レベル設計を備えており、厳しい倉庫環境での使用に適したものとなっています。
Moxaの産業用無線部門プロダクトマネージャーのJeffrey Ke氏は、次のように語っています。「急成長している無線技術のおかげで、製造分野における自動化移動機器の浸透が現実になってきています。しかしながら、無線ネットワークは、有線ネットワークに比べて脆弱であり、これは、シームレスな接続を確保するために強力な無線デバイスが必要とされることを意味しています。弊社のAWK-A産業用無線ソリューションは、高速の150ミリ秒ハンドオフ(Turbo Roaming)によるクライアントのシームレスローミング、アンテナポートのレベル4 ESDおよび電源ポートの500 V絶縁抵抗による安定した無線システム、ならびに機器の一定の動きに耐える防振設計を実現することにより、AS/RSおよびAGVシステムにおけるノンストップ運用をサポートするように設計されています。」
AMH市場に最適なソリューション
MoxaのAMHソリューションは、この市場区分が高成長の可能性を示しているタイミングでリリースされています。MarketsandMarkets.comのAMH市場レポートによると、すべてのAMHシステムの中で、自動搬送車(AGV)アプリケーションが、2015~2020年の間に約15%の最も高いCAGRで成長し、次いでAS/RSが同時期に約10%成長すると見られています。また、市場調査では、製造にAMHシステムを導入することで、工場の運用費を30%ほど削減できることが示されています。AMHシステムの製造業者は、そのAS/RSおよびAGVシステムに信頼できる無線ソリューションを導入することによってのみ、この開発の最大限の利益を導出することができます。
AWK-Aシリーズは、IEEE 802 11n標準をサポートしており、MIMOテクノロジーを使用して、無線カバレッジを拡大し、最大300Mbpsのスループットの十分なネットワーク帯域幅を確保します。堅牢型IP68等級ハウジング(AWK-4131Aのみ)および-40~ 75℃の動作時温度範囲を備えることで、これらのデバイスは零度以下の倉庫環境での使用に理想的なものとなっています。
機能および利点—AWK-Aソリューション
- 正味データレート最大300MbpsのIEEE 802.11nテクノロジーをサポート
- 150ミリ秒未満の高速リカバリに対応するクライアントベースのTurbo Roamingをサポート
- 外部の電気干渉から保護する統合型アンテナおよび電源アイソレーションを搭載
- 防水防塵の堅牢型IP68等級ハウジング(AWK-4131Aのみ)を搭載
- -40~75℃の動作時温度範囲をサポート
追加の製品情報
AWK-Aシリーズ産業用AP/ブリッジ/クライアントの詳細については、以下のページをご覧ください。
https://japan.moxa.com/Event/Product_Marketing/2016/AGV/index.htm
AWK-Aシリーズの製品および技術情報は、以下のページに記載されています。
https://japan.moxa.com/product/AWK-1131A_Series.htm
https://japan.moxa.com/product/AWK-3131A.htm
https://www.moxa.com/product/AWK-4131A.htm