2017年1月、カリフォルニア州ブレア — Moxaは、複数の賞を受賞した、電子料金収受(ETC)システムを台湾で打ち立てるべく専門家企業のチームを集結させた、FETC(Far-Eastern Electronic Toll Collection Company)とのパートナーシップを提携しました。世界最高と評価されたこのETCシステムは、燃料消費とCO2排出を大幅に削減するだけでなく、交通の流れも改善します。それだけに留まらず、このシステムは導入以来99.99%の課金精度も達成してきました。これらの成果により、このプロジェクトは世界初という好評を博し、グローバルな賞を獲得しました。このシステムは、収集されたデータを分析することにより、「公正な課金」、および将来の交通状態のより良い予測を含む、より効率的な交通用途の実現を目的としています。
2014年1月の導入から、台湾のETCシステムは世界初の全国的なETCネットワークとなり、926キロの世界一長い距離ベースの課金システムにもなりました。ネットワーク通信に大きく依存するETCシステムは、毎日平均1,400万の取引を処理し、車両検知およびe-Tag課金の両方において、99.99%の精度を確立しています。
このETCシステムは、世界有料道路協会(International Bridge, Tunnel and Turnpike Association, IBTTA)による2015年Toll Excellence Award、 2015年ITS世界会議Industry Award、および2015年eASIA Awardを受賞しました。
Moxaを選択する理由
「ETCシステムでは、設置支柱が重要な役割を果たします。Moxaの製品は、24時間年中無休のノンストップ動作を実現するために、設置支柱での厳しい条件に耐える信頼性の高い製品です」とFETCテクノロジー部門副社長の吳忠潔氏は話しています。吳氏はさらに、「Moxaの製品は、システムの精度を99.99%以上に保つためにも必要不可欠です。我が社では、Moxaのすばやい対応とプロフェッショナルなサービスを高く評価しています。実際のところ、ヨーロッパのパートナーが別のプロジェクトでMoxaと関わりがあり、その体験に基づいてMoxaを推薦されたのです」と語っています。
並外れた信頼性
Moxaの製品は、信頼性の高いデータ取得と接続性を確保するために、-40℃から75℃の幅広い動作時温度範囲を提供します。特に、MoxaのスマートI/Oは4ミリ秒を下回る高速I/O走査速度を提供し、高速で通過する車両からのパルス信号をキャプチャします。頑丈な産業用スイッチは、大量のデータとHD画像を、各設置支柱から路側サーバーに伝送します。無人キャビネット内には、スマートI/Oがさらに取り付けられており、リアルタイムの環境監視と警報送信のために、RS-485およびSNMPプロトコルに加え、Click&Go制御ロジックもサポートします。
信頼のパートナーシップ
FETC常務取締役の張永昌氏は、「FETCはMoxaとのパートナーシップ提携に非常に満足しています。Moxaのソリューションは、最先端のテクノロジーと確固とした信頼性を提供してくれます。FETCは、我々の専門知識と経験に支えられたETCソリューションのすべてを提供し、カスタマーがそれぞれの地域の経済を活性化させ、ポジティブな環境的成果を享受することができるように、今後もMoxaと協力していきたいと思っています」と述べています。
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