台北(台湾)、2019年3月25日 - 産業用通信およびネットワーキングのリーディングカンパニーであるMoxaは、4月10日から12日まで東京ビッグサイトで開催されるIoT/M2M展[春]に出展し、ネットワークのサイバーセキュリティに向けて、現在開発中の次世代産業用侵入防御システム「ICS Security Box」を展示紹介するとともに、同コンセプトモデルのライブ・デモを実施します。
次世代産業用侵入防御システム
日本初公開となるICS Security Boxは、Moxaとトレンドマイクロが設立した産業用IoT環境向けセキュリティの合弁会社「TXOne Networks」によって開発中の最新コンセプトモデルです。本製品は、コンピュータ、HMI、コントローラといったPCベースの重要資産をサイバーセキュリティの脅威から保護すると共に、OTの可視化、制御、サイバーセキュリティの監視と保護を提供し、ITとOTのコラボレーションを実現します。
Moxaのグローバルセールス&マーケティンググループ担当プレジデント、Bee Lee(李逸峰)は、「これまでMoxaは産業用ネットワークおよび通信において、長きにわたり標準化への取り組みや性能限界の押し上げを推進すると共に、エッジからクラウドへの安全な接続の確立に向けて積極的に取り組んで参りました。」としており、加えて「本展示会で紹介する次世代産業用侵入防御システムは、さまざまなIIoT環境においてデバイスレベルとシステムレベルの両面におけるサイバーセキュリティの強化に向けたMoxaの取り組みを大きく前進させるものです。」と話しています。
IIoTアプリケーションに向けて、エッジからクラウドまでの安全な接続を実現するソリューション
さらに同展では、エッジからクラウドまでをつなぐ産業用接続ソリューションのライブ・デモも実施されます。Moxaが提供する産業用接続ソリューションは、デバイスレイヤの端末からクラウドへのスムーズなデータフローの構築、工場内のデータの取得、分析、監視および管理を通じて、スマートファクトリーの実現に貢献します。ソフトウェアとハードウェアの両方に強みを持つMoxaの産業用接続ソリューションにおける利点は以下の通り。
プロトコルの相互運用性
- Moxa独自の有線および無線の冗長性テクノロジを備えた産業用ネットワークソリューションは、幅広いプロトコルをカバーし、さまざまなデバイスをコスト効率良く接続可能
- 接続可能なデバイスは、従来のシリアルデバイス、I/Oセンサー、Modbus PLC、IPカメラなど
ネットワークセキュリティと管理
- IEC 62443-4-2レベル2に準拠したネットワークデバイスと、ミリ秒レベルの回復をサポートするTurbo Ring、Turbo Chain冗長化テクノロジを使用して、ネットワークセキュリティとゼロ・パケット・ロスを確保
- 視覚化されたネットワーク管理ソフトウェアMXviewは、オペレータによるネットワークデバイスのデータ転送ステータスの管理に寄与
- セキュリティビュー(Security View)機能は、ネットワークデバイスのセキュリティ状態を監視し、防御レベルを検知
ITとOTの統合
- MoxaのIIoTゲートウェイは、Modbus、MQTT、Resful APIをサポート
- マイクロソフトAzureまたはAWSクラウドにデータをアップロードし、データ分析することで、遠隔のリアルタイムモニタリングや生産の最適化、予知保全などを実施可能
ブース#22-32にご来場いただき、これらの先進的なソリューションをご体験ください。Moxaの展示ブースでは皆様のご来場を心より歓迎いたします。また、ブース内でのミーティングを予約することもできます。Moxaのソリューションの詳細については、https://japan.moxa.com/Event/promote-ja/iot-m2m-expo/index.htmをご参照ください。
【展示会情報】
第8回 IoT/M2M展[春]
日時:2019年4月10日(水)~12日(金)10:00~18:00(最終日のみ17時まで)
会場:東京ビッグサイト・西展示棟
小間番号:22-32(西4ホール)