台湾、台北、2021年11月11日 - 産業用通信およびネットワーキングのリーディング・カンパニーであるMoxaは、11月24日から26日まで幕張メッセで開催される「鉄道技術展2021(Moxaブース:G-23)」に出展し、車載CCTV/PIS/TCMSソリューション、列車-地上間のWLANソリューション、鉄道沿線の状態監視向けネットワークソリューションの3点にフォーカスし、IP通信ネットワークを活用した最新の列車通信技術を展示紹介します。
近年、列車制御システムは、交通量の増加、最新型車両の導入、安全意識や乗り心地に対するニーズの高まりに伴い、急速な進化を遂げています。現在、列車の制御や管理および運用保守においては、イーサネット技術をベースとする鉄道車両用通信システムの国際規格IEC 61375に準拠した、統合式IP通信ネットワークシステムを活用する動きが進展しています。産業用通信制御の分野で30年以上の経験と実績を有するMoxaは、鉄道分野においても、信頼性と可用性に優れたIPネットワークソリューションの提供を通じて、イーサネット/WiFi/LTEなどの通信技術の活用、産業用IoT技術の鉄道への応用、列車ネットワークのサイバーセキュリティといった、現在、鉄道業界が取り組んでいる課題へのソリューションを提供しています。
今回の鉄道技術展において、Moxaは、次の3点にフォーカスしたソリューションを紹介します。
車載CCTV/PIS/TCMSソリューション
現代の列車では、旅客の安全で楽しい旅を保証するため、CCTV(監視カメラ)、PIS(乗客案内システム)、TCMS(列車制御監視)といった複数の鉄道システムが運用されています。Moxaは列車の円滑な運行を実現するため、鉄道規格EN 50155に基づき、車載システム毎に異なる要件を満たす多様な製品を提供しています。このためお客様は、1つのサプライヤーにソリューションを統合することができます。同展では、有線/無線デバイス、汎用性の高いコンピューティング機器やリモートI/Oなど、車載用途に向けたネットワーキングおよびコンピューティングのソリューションを展示します。
列車-地上間のWLANソリューション
乗客用WiFiやCCTVなど列車-地上間アプリケーションの多くでは、列車と沿線との間に双方向無線通信の技術が不可欠です。Moxaは、途切れない通信システムの要件を満たすために、無線LANおよび車載無線ゲートウェイを提供しています。同展では、鉄道沿線に設置し、列車-地上間の双方向無線通信を実現する無線APおよびWLAN製品を展示します。
鉄道沿線の状態監視向けネットワークソリューション
線路沿いで使用される沿線用信号および通信システムは、データを収集してコントロールセンターに送り返すために大規模なネットワークを必要とします。また一部のシステムでは、スムーズな日常の運行を保証するために、防災を目的とした気候や環境のデータのほか、線路のポイントや踏切からのデータを収集する必要があります。こうした要件を満たすため、Moxaは鉄道沿線規格EN 50121に準拠した製品を提供しており、同展ではイーサネットスイッチやリモートI/Oを展示します。
Moxaでアジアパシフィック担当ディレクター兼Moxa Japan合同会社社長を務めるCharles Chen(陳 昌林)は、「MoxaはIEC鉄道委員会やShift2Rail組織の一員として、最も厳格なIRIS国際鉄道産業標準(International Railway Industry Standard)の認証を取得しており、これまで世界中の鉄道産業で500を超えるプロジェクトに携わってきました。鉄道技術展2021では、Moxaが世界の鉄道業界で培った経験と実績そして鉄道車両通信の最新技術に基づいて、高度な通信ネットワークの構築に向けた最新ソリューションを紹介いたします。」と話しています。
鉄道技術展2021にご来場の際は、ぜひMoxaの展示ブースにお越しいただき、これらの先進的なソリューションをご体験ください。
【展示会情報】
鉄道技術展2021
日時: 2021年11月24日(水)~26日(金)10:00~17:00
会場: 幕張メッセ
Moxaブース番号: G-23