台湾・台北、2024年9月3日 — 産業用通信およびネットワーキング分野のリーディングカンパニーであるMoxaは、TSN-G5000シリーズ産業用イーサネットスイッチに搭載されたコンポーネントが、Avnu AllianceにTSNコンポーネント認証を取得したことを発表します。MoxaのTSN対応スイッチによりユーザーは相互運用性と時間確定性のある、信頼性の高いエンドツーエンド通信を設計し、システム固有の制約を受けることなく、重要な産業用アプリケーションのためにタイムセンシティブネットワーキング(TSN)を実現することが可能です。
Avnu Alliance会長のDave Cavalcanti氏は、「コンポーネント認証プログラムは、TSNを認証する業界初の取り組みであり、TSNコンポーネントの適合性およびベンダー間の相互運用性を検証するための業界プラットフォームです。」と述べています。また「Moxaの産業用イーサネットおよびネットワーキング分野における専門知識と経験、ならびにグローバルなTSN標準化プロジェクトへの貢献は、本プログラムに重要な進展をもたらし、さまざまな産業分野におけるTSNを活用した時間確定性のある信頼性の高いエンドツーエンドネットワーキングの向上に寄与しています。」 と述べています。
時間確定性機能をオープンかつ標準ベースのネットワークに統合する業界フォーラムとして、Avnu Allianceのコンポーネント認証プログラムはタイミングおよび時刻同期(802.1AS)、強化されたトラフィックのスケジュール(802.1Qbv)など、コアTSN規格に重点を置いています。これにより、各市場のメーカーは自社コンポーネントがコアTSN規格に準拠しているかを検証でき、相互運用性の向上や他のシステムとの統合を容易に実現します。
標準イーサネットと産業用途とのギャップを埋める専門知識を活かし、Moxaはイーサネットスイッチなどのネットワーク機器向けのテスト製品の提供やテストケースの実施を通じて、コンポーネント認証プログラムの発展を支援しています。Moxaは、産業オートメーション向けIEC/IEEE 60802 TSNプロファイルやIEEE 802.1 TSNタスクグループなど、世界各地のTSNプロジェクトで培った経験を活かし、IEEE SA 802.1 TSN規格をテスト仕様へと落とし込む上でも重要な役割を果たしました。Moxaの貢献により、これらのコンポーネントレベルのTSN技術が世界中のさまざまな市場で広く、かつ効果的に採用されることが可能となりました。
Avnu認証取得コンポーネントを搭載したMoxaのTSNイーサネットスイッチは、世界中の成功事例で導入されています。コンパクトな設計とユーザーフレンドリーなインターフェースを特長とするこれらのイーサネットスイッチは、工場自動化、マスカスタマイズ、水力発電所、CNCなど、幅広い用途に最適です。TSN-G5000シリーズは、お客様の生産時間短縮や効率向上を支援するだけでなく、実際の産業用アプリケーションにおけるTSNの具体的なメリットを示し、さまざまな分野でのデジタルトランスフォーメーションを加速させます。
TSNコンポーネント認証プログラムを通じて、MoxaはTSN技術の発展に対する取り組みが、今後も業界の新たなベンチマークを確立し、産業オートメーションでの絶えず変化するニーズに応えるイノベーションを推進し続けると確信しています。