台湾・台北、2025年5月19日 — 産業用通信およびネットワーキングのリーダーであるMoxaは、オープンでベンダーニュートラルな技術標準および認証の開発を主導するグローバルコンソーシアムであるThe Open Groupのシルバーメンバーとして、Open Process Automation™ Forum(OPAF)への参加を発表いたします。この参画は、オープンかつ標準に基づくネットワーキングの推進、先進的な接続性の強化、そして産業オートメーション分野における、よりオープンで相互運用可能なプロセス制御システムの構築支援に向けて、業界リーダーとの協業に継続的に取り組むMoxaの姿勢を強調するものです。
The Open Group Open Process Automation ForumディレクターのAneil Ali氏は、「Moxaを本フォーラムにお迎えできることを嬉しく思います。同社の産業用通信およびネットワーキングに関する豊富な知見と、広範な産業オートメーションエコシステム向けに多様な製品を開発できる能力は、今後のオープンな業界標準の発展にとって非常に貴重です。」と、述べています。「Moxaが、プロセスオートメーションシステムのためのオープンで相互運用可能かつセキュアなアーキテクチャを定義するための当フォーラムに参加することを心より期待しています。」
運用技術(OT)分野における豊富な接続性の専門知識を有するMoxaは、OPC Field Level Communications(FLC)イニシアティブおよびそのUA Field eXchange(UAFX)標準をはじめとするオープンアーキテクチャ推進活動を積極的に支援してきました。これにより、現場からクラウドまでデータを転送し、デバイスを接続できる統一された産業用イーサネットインフラストラクチャを、オープンなオートメーションおよび制御システム環境内で実現しています。
「The Open Groupへの加盟は、工場およびプロセスオートメーション分野における自動化コンポーネントのベンダー間相互運用性を実現・促進する信頼性の高い産業ソリューションを提供するというMoxaの目標と一致しています。」と、MoxaのEdge Product Management責任者 兼 Advanced Ethernet TechnologiesグローバルプロジェクトリーダーであるJack Linは述べています。「Moxaは、The Open Group Open Process Automation Forumに積極的に参加し、業界リーダーとの協業、O-PAS™ Standardの推進、O-PAS標準やOPC UAFXなど各種オープンフィールド通信標準の調和を加速させ、将来の産業オートメーションシステムの発展に貢献してまいります。」
The Open Process Automation Forumは、The Open Groupの標準であるO-PAS規格を開発・維持しており、安全性、信頼性、セキュリティ、相互運用性といった基盤的かつ重要な属性を重視しています。O-PAS標準のセキュリティ要件は、ISA/IEC 62443サイバーセキュリティ標準に基づいています。Moxaは、IEC 62443-4-1に準拠したセキュア開発ライフサイクル(SDL)を通じてセキュリティ強化ソリューションの開発における専門知識を有しており、セキュア・バイ・デザインの実践をO-PAS標準およびその実装に取り入れることで、同標準の継続的な進化に大きく貢献できる体制を整えています。
MoxaのOTサイバーセキュリティへの取り組みは、セキュア・バイ・デザインの原則へのコミットメントをより一層強調しています。ネットワーキングと産業用サイバーセキュリティを融合することで、Moxaは多層防御による保護と、IEC 62443-4-2規格を参照した安全かつ堅牢なネットワーキングソリューションを提供し、産業用途のセキュリティを強化しています。
The Open Groupについて
The Open Groupは、900社を超える多様な会員による協働、包括性、相互尊重の文化を育み、テクノロジースタンダードおよびオープンソースの推進を通じてビジネス目標の達成を可能にするグローバルコンソーシアムです。当会の会員には、顧客、システムおよびソリューションプロバイダー、ツールベンダー、インテグレーター、学術関係者、コンサルタントなど、複数業界の企業が含まれています。The Open Groupの詳細は、www.opengroup.org.をご覧ください。