Moxa設立当初、5名の創業者は「真に従業員のための会社」を設立することを決心しました。それはすなわち、「従業員から始まり、長期的価値に焦点を当て、運営において参加、共有、所属意識を持つ会社」の設立を意味します。この初心を忘れることなく、Moxaは36年間にわたり従業員を第一とした職場環境の構築を続けてきました。2023年、当社は2023 Achievers 50 Most Engaged Workplaces®(働きやすい職場50企業)及びHR AsiaのBest Companies to Work for(アジアで最も働きやすい企業)を受賞しました。
人間第一主義、従業員の成長を重視
Moxaのフレックスタイム制度は、従業員に発生する突発的な状況への対処、ワークライフバランスの促進、より健康的な職場環境の構築を後押しします。2022年より、従業員の多様な生活ニーズに合わせるため、フレックスタイムによる出勤時間をこれまでの午前8時から10時までを午前7時から11時までに拡大しました。2020年のCOVID-19による感染症流行期間中は、従業員の心身の健康に細心の注意を払い、ただちに「在宅勤務(Work From Home)」方針を実施しました。感染症流行の収束に従い、Moxaはハイブリッドワークである「三二運動」を推進しています。これは、週に3日は出社し、週に2日は従業員が選んだ場所で勤務できるというものです。この方針は、Moxaによる従業員への高い信頼を示しており、自主権が与えられると同時に、対面交流の機会が残されているため、チームでの効果的な協力とコミュニケーションを維持することができます。
Moxaは専門職と管理職による複線型キャリアパスを含む多様なキャリア開発の機会を提供しており、従業員は個人の特製と志向に基づく自分に適した役割を見つけ出すことができます。2023年、当社は8つの異なるキャリア領域を網羅する新たなキャリアフレームワーク(Career Framework)を導入しました。従業員は自身の職責を明確に定義することができます。また、異なるキャリアレベルのパスにおいては、個人と会社の共通の目標を実現するため、自身の専門スキルと希望に応じて適切に成長することができます。
積極的な参加を奨励し、従業員の声に傾聴し、帰属意識を向上
従業員の声に真摯に耳を傾けるため、Moxaは匿名によるグローバルな従業員意識調査の実施を第三者調査機関に定期的に依頼しています。調査結果は公開され、積極的な改善を実施します。2022年における従業員意識グローバル調査への参加率は90%という高い基準に達しました。職場の実際の状況を反映しているほか、従業員における会社への信頼が十分に示されています。この調査結果は透明性をもって従業員に共有され、改善措置に反映されます。オープンコミュニケーションにより、会社の今後の発展に参加する権利と機会が従業員に与えられると同時に、より良い職場環境を構築するための貴重な意見が経営管理チームに提供されます。
Moxaは独立したグループとなる文化計画クラスを企業イベントプラットフォームに確立し、5種目のスポーツ大会、ファミリーデー、忘年会を毎年開催しています。従業員のチーム帰属意識を高めると同時に、従業員の家族にMoxaの企業文化を理解してもらい、従業員が継続して職場に関われるよう支援しています。また社内には、バトミントン、バスケットボール、水泳、ヨガ、花絵、静心等の従業員が自主的に設立した数十種類のサークルがあり、部門の垣根を越えた同僚との関係及び交流を深めることで、業務を進める際のチームワークが向上します。
- ダイバーシティ&インクルージヴでフレンドリーな職場
相互尊重はMoxaのコアバリューのひとつであり、従業員が互いの違いを認め合い、イノベーションの試みがもたらす過ちを受け入れ、経験を吸収することを奨励します。またMoxaは、企業文化活動において従業員家族の様々なアイデンティティを受け入れ、単一的な配偶者という身分の定義を「親しい恋人」というパートナーの身分に代替するなどして、多様性のある、平等でインクルージヴな職場文化を積極的に推進しています。2023年、HR AsiaのDiversity, Equity, and Inclusion Awardの受賞は、Moxaにおける多様性、平等、インクルージョンの育成が実践されていることを示しています。
影響力を発揮し、企業責任を果たす
世界的な人材不足により企業の永続的発展は試練を迎えていますが、Moxaは設立初期から人材育成の重要性を意識してきました。そのため、当社はメジャーリーグベースボール(MLB)を参考にし、実務部門での育成を目的とした採用手法である「人材育成計画」を策定しています。2023年はグループの資源をさらに統合し、グループによる「人材マイナーリーグシステム(Talent Farming System)」を推進しました。採用メカニズムは会社のその他7つの異なる職務分野へと拡大しています。台湾を拠点としたより優れた産業人材の育成に焦点を当て、国際市場にて領域の開拓を続けていきます。この方針は、Moxa における人材競争力の維持に貢献するだけでなく、台湾の産業用通信業界に新たなエネルギーが注がれることになります。
2023年、Moxaは「心源教育基金会」を設立しました。「人間第一、心から出発」というコンセプトを実行するため、従業員のボランティア精神に呼応することで最初の一歩の実現に努めます。従業員がボランティア活動に参加し、地域コミュニティの発展に貢献することを奨励するほか、教育、環境保護に対する意識の向上、辺境地域にいる児童の支援にも配慮しています。ボランティア活動に参加する従業員には年間4日間の有給休暇と交通費が支給されます。また、従業員の積極的な参加については特別に表彰されます。社員個人の力を結集させた環境の改善、団結精神の発揮、教育と伝承により、社会と環境に対する真摯な取り組みをより多くの人に理解してもらいます。