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Moxaネットゼロ目標がSBTi認定を取得

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ネットゼロ目標がSBTi認定を取得

ネットゼロ実現への決意を示すため、Moxaは2023年12月、科学的根拠に基づく目標イニシアチブ(Science-Based Targets Initiative、以下SBTiという)にコミットし、SBTiの目標設定の方法論に則って、CO2削減目標の設定を完了しました。Moxaでは2022年を基準年として、世界の気温上昇を1.5℃までに抑えるための短期目標(2034年)、およびネットゼロ(2050年)の科学的根拠に基づく目標(Science-Based Targets、以下SBTという)を設定し、2024年11月にSBTi認定を正式に取得しました。これは、MoxaのCO2削減目標が世界の気温上昇を1.5℃までに抑えることに寄与し、MoxaのCO2削減ロードマップが、2050年までに協力してネットゼロを達成するという国際的動向と一致していることを意味します。

ネットゼロに向けたMoxaの戦略と行動

2050年ネットゼロ目標の実現のため、Moxaでは温室効果ガス(GHG)インベントリを実施した結果、主な排出源が「商品・サービスの購入」「販売した製品の使用」「業務中の電力使用」の3つであることが分かりました。そこでMoxaは、ネットゼロに向けた主要戦略として「低炭素運営の実践」「低炭素製品の設計」「低炭素バリューチェーンの推進」の3つの戦略を策定することで、2050年までに段階的にネットゼロを達成することを目指しています。

戦略1:低炭素運営の実践でサステナビリティを向上

Moxaの事業運営における主なCO2排出源は電力消費です。そこで、2024年、Moxaは専門家による第三者チームの協力により、工場やオフィス(設備や製造工程を含む)の電力使用の監視と診断を行いました。そして、管理の最適化を通じて、エネルギー消費の多い設備や効率の悪い設備の稼働について定期的に見直し、エネルギー効率の向上と老朽化した設備の更新を図りました。2024年には計7項目の省エネ対策を実施し、計91,777 kWhを節約し、CO2排出量を45.3トンCO2e削減しました。なお、Moxaの工場には設計段階から高効率・省エネが織り込まれているほか、グリーンビルディング・ゴールド認証も取得しており、Moxaの低炭素運営の実践を支える良い基盤となっています。また、今後Moxaは再生可能エネルギーの需要と導入時期を検討し、事業運営全体のサステナビリティを向上させていきます。

戦略2:低炭素製品設計で省エネと排出量削減をサポート

低炭素製品の開発は、Moxaが顧客のCO2削減と市場競争力の向上をサポートするための鍵です。Moxaではすべての次世代製品にモジュラー設計を採用しており、製品の柔軟性や保守性が向上しているほか、生産コストの削減、生産効率の向上、製品寿命の延長にもつながり、資源の有効利用が促進されています。また、2024年には「環境配慮型設計評価方法」を策定しました。これにより、製品の設計段階で各設計プランにおけるCO2排出量や環境係数を明確に把握して具体的な改善計画を策定できるため、設計段階におけるCO2排出量の削減が容易になりました。製品のエネルギー使用効率の面では、高効率・省エネ設計を製品開発プロセスに組み込むため、2024年に製品電力効率指針を策定し、2025年に実際に製品の設計・開発プロセスに導入する予定です。持続可能な製品包装の面では、各市場が求める環境に配慮した持続可能な包装をより効率的かつ正確に設計できるよう、2024年に「環境配慮型パッケージ設計基準および評価指標」の策定を開始するとともに、包装材選択のためのオンラインデータベースを構築しました。

戦略3:低炭素バリューチェーンの推進で、共にネットゼロの未来を築く

Moxaは、グローバルなインダストリアル・インターネットのリーディングブランドとして、CO2削減に向けた具体的な取り組みを積極的に進めているだけでなく、外部委託企業やCO2排出量の多いサプライチェーンパートナーと手を携え、それらパートナーのCO2削減目標の設定のほか、GHGインベントリや第三者認証の取得を支援し、サプライチェーンの低炭素化を推進しています。Moxaは2023年、すべての外部委託企業がGHGインベントリを完了できるよう支援し、それら全企業がISO 14064-1第三者審査に合格しました。2024年には、CO2排出量の多いサプライヤーへの影響力をさらに拡大しました。今後Moxaは、サプライチェーンパートナーに対してCO2削減目標の設定と実現のための取り組みを段階的に要求し、2050年ネットゼロ目標に向かって共に歩みを進めていく予定です。

 

主な戦略 2024年の実施の成果 2025年の実施目標
低炭素運営の実践 空調システム、排気システム、照明システムを中心に7項目の省エネ対策を実施し、計91,777 kWhを削減
  • 当社のハイブリッドワークの方針に従い、オフィスエリアの照明回路を調整し、オフィススペースの集中化を計画
  • 再生可能エネルギーの需要と導入時期を評価
低炭素製品設計
  • 「環境配慮型設計評価方法」の策定
  • 「Moxa電力効率指針」の策定
  • 「環境配慮型パッケージ設計基準の概要」の策定
  • 「包装材選択オンラインデータベース」の構築
  • 「環境配慮型パッケージ評価指標」の策定
  • 「電力効率指針計画」の導入
  • 「環境配慮型パッケージ設計基準」の完成
  • 電力効率向上のための設計に関する研究
  • 製品の省エネ機能に関する研究
  • 新製品にエネルギー効率目標と収集プロセスを導入
  • 部材のCO2排出量と設計プランを連動させた開発プロセスを新製品の開発に導入
低炭素バリューチェーンの推進 CO2排出量の多いサプライヤーを対象としたGHGインベントリの支援とトレーニングを計画 CO2排出量の多いサプライヤーがGHGインベントリを実施できるようになり、CO2削減目標を設定

関連情報

ポリシー

Moxa における温室効果ガス排出、製品カーボンフットプリントは、いずれもデータの品質を確保するため、国際的な第三者機関によるISO 14064、ISO 14067の認証を受けています。

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