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製品サポート

セキュリティアドバイザリ

概要

MXsecurityシリーズの複数の脆弱性

MXsecurityシリーズバージョン1.1.0以前のバージョンは、2つの脆弱性の影響を受けます。

CVE-2024-4739 

権限のないユーザーによるリソースへのアクセスが制限されていないため、MXsecurityソフトウェアバージョンv1.1.0以前に脆弱性が生じています。攻撃者は、有効な認証子を取得することで権限のあるユーザーになりすまし、リソースにアクセスすることができます。

CVE-2024-4740 

MXsecurityソフトウェアバージョンv1.1.0以前のバージョンは、ハードコードされた資格情報を使用しているため脆弱性が存在します。この脆弱性により、攻撃者が機密データを改ざんできる可能性があります。

見つかった脆弱性の種類と潜在的な影響は以下の通りです。

項目 脆弱性の種類 影響
1

危険なメソッドや機能の公開(CWE-749)

CVE-2024-4739 

攻撃者がリソースにアクセスできる可能性があります。
2

ハードコードされた認証情報の使用(CWE-798)

CVE-2024-4740 

攻撃者が機密データを改ざんする可能性があります。

脆弱性評価の詳細

ID
CVSS v3.1スコア
ベクター
重大度

認証なしのリモートエクスプロイトの可能性

CVE-2024-4739

5.3

AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:L/I:N/A:N

あり
CVE-2024-4740 5.3 AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:L/I:N/A:N あり
影響を受ける製品およびソリューション

影響を受ける製品

影響を受ける製品とバージョンは以下の通りです。

製品シリーズ 影響を受けるバージョン
MXsecurity シリーズ ソフトウェアバージョンv1.1.0以前

 

対処方法

Moxaは、この脆弱性に対する適切な対処方法をリリースしました。影響を受ける製品への対処方法は以下の通りです。

製品シリーズ 対処方法
MXsecurity シリーズ Moxaのソフトウェアライセンスポータル経由でファームウェアバージョン2.2.0以降にアップグレードしてください。

 

緩和策

  • デバイスにインターネットからアクセスできないようにすることで、ネットワークの露出を最小限に抑えてください。
  • リモートアクセスが必要な場合は、仮想プライベートネットワーク(VPN)などの安全な方法を使用してください。
  • 上記の脆弱性はすべてWebサービスが起点となっているため、これらの脆弱性によるさらなる被害を防ぐため、構成を完了した場合はパッチをインストールするか、ファームウェアを更新するまでWebサービスを一時的に無効にすることをお勧めします。 

 

脆弱でないことが確認されている製品

このアドバイザリの「影響を受ける製品」セクションのリストに挙げられた製品のみが、これらの脆弱性の影響を受けることがわかっています。

 

謝辞 

Sean Cai氏とChris Huang氏には、この脆弱性を報告し、製品のセキュリティ強化に向けて当社と協力し、お客様へのより良いサービスの提供を支援していただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。

 

改訂履歴

バージョン 説明 公開日
1.0 最初の公開 2024年10月18日

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