カリフォルニア州ブレア、2017 年 5 月 1 日—Moxa は、現場のシリアル機器と無線イーサネットネットワークとの統合が必要な状況で、最高の柔軟性を提供する、IEEE 802.11a/b/g/n と6つのデジタル I/O を組み合わせたスリーインワン型のシリアルデバイスサーバーであるNPort IAW5000A-6I/O シリーズを新たに発表しました。デジタル I/O を組み合わせることにより、シリアルデバイスサーバーを様々な産業データ取得アプリケーションに対応させることができます。「当社のお客様は、運用コストの削減というビジネス上のメリットを享受することができます。故障ノードの管理やスペア部品の準備にかかるコストは個別に2?3個のデバイスを使用する場合と比較しても大幅に低くなります。すべての要件を満たすのに必要なデバイスは単体のデバイスのみであるため、デバイスのコンフィグレーションも簡略化されています。また、その省スペース型のスリーインワン設計は、特に様々な装置が既に設置されており、スペースが通常限られている改装アプリケーションに最適なものとなっています。」と、Moxa のシリアル接続性部門のシニア?マネージャであるキャスパー?ヤン（Casper Yang）は述べています。

NPort IAW5000A-6I/O シリーズ上の DI/DO は Modbus TCP プロトコルを使用して TCP/IP 経由で制御することができ、ウェブブラウザから設定や保護を行うことができます。また、レガシーアプリケーションとの互換性を維持するため、Windows/Linux PC 上に（Moxa が特許権を有する Real COM テクノロジーを使用して）COM ポートとして設置することもできます。すべてのモデルは頑丈に組み立てられ、DIN レールでマウント可能であり、産業用アプリケーション向けの無停電運転を確実なものとする冗長電源入力を備えています。

堅牢な設計と安全なリモート管理

不正アクセスはシステム管理者にとって最も大きな問題の1つです。IP フィルタリングとパスワード保護に加え、NPort IAW5000A-6I/O シリーズはハッカーからの保護を行う SSH と HTTPS もサポートしています。さらに、産業オートメーション環境にインストールされたデバイスでは、様々なモーターのスイッチオン/オフから発生する、電磁パルスを原因としたサージのリスクが高くなります。NPort IAW5000A-6I/O シリーズは電気装置を電圧ノイズから保護し、電気ノイズを弱めるシリアル回線用の 4 kV サージ保護を提供します。

50 bps から 921.6 kbps の間の「任意のボーレート」を選択可能

ほとんどのデバイスサーバーは固定のシリアルボーレート値のみをサポートしています。ただし、アプリケーションによっては 250 kbps や 500 kbps のような特殊なボーレートを要求するものもあります。NPort IAW5000A-6I/O シリーズでは、50 から 921.6 kbps の間の任意のボーレートを使用することができます。これにより、より幅広いデバイスとの信頼性の高い接続性を確保することができます。

2025 年以降もシリアルデバイスサーバーの長期的な可用性をお約束します

Moxa は、信頼できるシリアル?パートナーとしての長期的に取り組み、業界をリードするシリアル製品向けのサービスの可用性と 2025 年以降もサービス可用性を提供することをお約束します。さらに、Moxa は Windows 10 や Linux 4 といった業界で利用可能な新しいオペレーティングシステムをサポートすることで継続的なドライバー?OSの可用性を確約し、お客様にとって最大の相互運用性と柔軟性を確保します。

主な機能

• 任意のシリアルまたはイーサネットデバイスを IEEE 802.11a/b/g/n ネットワークに接続します
• 4 点 DI と 2 点 DO を備えたシリアルデバイスサーバー
• 冗長デュアル DC 電源入力とリレー出力への対応
• 4 kV シリアルサージ保護
• WEP/WPA/WPA2 無線暗号化による安全なデータアクセス
• 設定バックアップ用の microSD カードスロット
• 柔軟な統合を実現するための無線クライアント機能

詳細については、こちらを参照してください： https://www.moxa.com/jp/spotlight/serial-connectivity/nport-io/index.htm