2022 年 6 月 15 日をもちまして、本ウェブサイトは Internet Explorer のサポートを終了いたします。
他のブラウザーをご利用いただき、当社ウェブサイトでの最適な閲覧体験をお楽しみください。

ガバナンス

重要インフラに関する専門知識でスマート鉄道の未来を牽引する

シェア

都市化の進展や人口密度の増加、さらにはカーボンニュートラル実現に向けた取り組みが世界的に加速する中、鉄道は低炭素社会を支える重要な交通インフラとして、その役割がますます高まっています。同時に、鉄道業界ではデジタル化、インテリジェント化、自動化を軸とした新たな時代への移行が進んでいます。これからのスマート鉄道は、人や物を輸送するだけでなく、列車制御、駅運営、旅客サービス、エネルギー管理、遠隔監視を統合する包括的なプラットフォームへと進化していきます。

この変革に伴い、鉄道事業者は次の3つの課題に直面しています。

  1. リアルタイム通信とデータ統合:列車制御管理システム(TCMS)、旅客案内システム(PIS)、信号システム、運行管理センターなどをシームレスに接続し、リアルタイムでデータを共有する必要があります。
  2. 高い信頼性と運行レジリエンスの確保:通信障害や機器の故障は、公共の安全や安定した運行に直接影響を及ぼす可能性があります。
  3. 高まるサイバーセキュリティリスク:システム間の接続性が向上する一方で、サイバー攻撃やデータセキュリティリスクへの対応が重要な経営課題となっています。

こうした課題の解決に向けて、Moxaは産業用ネットワークおよび重要インフラ分野で培った豊富な知見を生かし、デジタル統合、高信頼性設計、そして強固なサイバーセキュリティを通じてスマート鉄道の発展を支援しています。これにより、より持続可能な鉄道輸送の実現に貢献しています。

1.デジタル統合:情報の流れを競争力へ

スマート鉄道を支える中核となるのは、リアルタイムかつ安全・確実な情報伝送です。高頻度運行や自動運転を実現するためには、列車と地上設備の間で、車両状態、監視データ、制御信号などを常時やり取りする必要があり、通信ネットワークには高い信頼性と低遅延性能が求められます。

Moxaは、鉄道規格に準拠したイーサネットスイッチ、車載通信機器、統合ワイヤレス通信ソリューションを長年提供し、世界各地の鉄道事業者における安定した車両ネットワークの構築を支援してきました。これらのソリューションは、列車制御システム、車内映像監視、旅客案内システム(PIS)、列車‐地上間通信など幅広い用途で採用され、ミリ秒単位の低遅延で重要なデータ通信を実現しています。

また、標準化された通信プロトコルと広帯域ネットワークを活用することで、リアルタイム監視や予兆保全が可能となり、突発的な故障や運行停止のリスクを低減します。さらに、統合されたデータはエネルギー管理や運行計画の最適化にも活用され、鉄道システム全体の運用効率向上に貢献します。

写真キャプション:2025 Smart Rail Development Forumにおいて、Moxaはスマート鉄道向けデジタルアーキテクチャを紹介しました。5G、Wi-Fi、AIを活用した次世代列車通信ネットワークが、より安全で信頼性の高い鉄道システムの実現にどのように貢献するかを業界関係者と共有しました。

2. 高信頼性設計:長期にわたる安定運用を支える品質

鉄道インフラは、人命や公共の安全に関わる重要システムであるため、振動、高温、電磁ノイズ、24時間365日の連続稼働といった過酷な環境下でも安定して動作する機器が求められます。そのため、高い信頼性は製品品質だけでなく、安全性や運用コストにも直結します。

Moxaは、製品設計において信頼性工学の考え方を取り入れるとともに、EN 50155をはじめとする国際鉄道規格に準拠しています。部品選定から環境設計、ライフサイクル試験、品質検証までを網羅した包括的な信頼性管理プロセスを構築し、振動、極端な温度変化、電磁干渉に耐えられる製品を提供しています。

またサステナビリティの観点においても、高い信頼性は不具合の低減、交換回数の削減、および製品ライフサイクルの長期化につながります。これにより、資源の節約、排出量の削減、運用効率の向上に貢献します。

2025年には、Moxaは鉄道業界向け品質マネジメント規格であるIRIS監査に合格し、Silver認証を取得しました。これにより、世界の鉄道機器サプライヤーの上位12%に位置付けられています。IRIS Silver認証は、品質管理、プロジェクト遂行、サプライチェーン管理、納期遵守において国際的な基準を満たしていることを示すものであり、鉄道事業者にとって信頼できるパートナーであることを証明しています。

3. 製品サイバーセキュリティの強化:デジタル時代の運用レジリエンスを実現

鉄道システムの相互接続が進むにつれ、サイバーセキュリティは安全な運行を支えるために不可欠な要素となっています。サイバー攻撃、不正アクセス、データの改ざんは、鉄道システムの安全性や安定した運行に深刻な影響を及ぼすおそれがあります。Moxaは、IEC 62443をはじめとする国際規格に準拠し、ネットワークセグメンテーション、認証、暗号化通信、イベント監視などのサイバーセキュリティ対策を、製品およびシステムの設計段階から組み込んでいます。

また、セキュア・バイ・デザインの考え方に基づき、鉄道事業者がシステム導入後にパッチ対応へ依存するのではなく、システム設計の初期段階からセキュリティアーキテクチャを構築できるよう支援しています。これにより、システム全体のレジリエンスを高めるとともに、運用リスクや保守コストの低減を実現します。

2025年には、セキュア・バイ・デザインを採用した新世代の鉄道向けソリューションを発表しました。製品ラインアップ全体がIEC 62443-4-1のセキュア開発プロセスに準拠しており、機器の更新からシステム統合まで、さまざまな用途で迅速な導入を可能にし、鉄道業界のデジタルトランスフォーメーションを支援します。

関連情報

MoxaのIRIS認証

MoxaはIRIS(国際鉄道産業規格)の監視監査において優れた結果を達成し、シルバーレベルの品質性能評価を獲得しました。これは、鉄道業界におけるグローバルな競争力をさらに証明するものです。

詳細ページへ

Moxaの次世代鉄道ソリューション

IRISシルバー認証を受けた鉄道通信ソリューションプロバイダーであるMoxaは、EN 50155認証を取得した新製品シリーズを発表しました。この製品群は、鉄道事業者が直面するデジタル化やサイバーセキュリティの課題に対応することを目的としています。

詳細ページへ
バッグに追加