台湾・台北、2025年10月15日―グローバル化によって加速したデジタル化が、鉄道業界の構造を急速に変えつつあります。業界の進展に伴い、DX(デジタルトランスフォーメーション)の急速なニーズに対応しつつ、より厳格化するサイバーセキュリティ規制をクリアする重要な局面に直面しています。こうした課題に対応すべく、IRISシルバー認証を持つ鉄道通信ソリューションプロバイダーであるMoxa Inc.は、車載スイッチ、車載コンピュータ、無線通信、IPカメラなどのEN 50155認証製品の新シリーズを発表しました。この製品群は、鉄道事業者のデジタル化およびサイバーセキュリティに対する喫緊のニーズに応えることを目指しています。
鉄道事業者およびシステムインテグレーターが直面する課題
鉄道業界におけるデジタルソリューションは、ネットワークの運用方法や保守体制、乗客体験に変革をもたらしています。この変革には、列車制御監視システム(TCMS)、予知保全、安全状態監視、マルチメディア乗客案内システム(PIS)など、多様なシステムのために新たなツール、高帯域幅、そして強化されたリアルタイム接続性が不可欠です。
データ処理およびデジタル相互接続の拡大に伴い、サイバーセキュリティは設計における中核的要素となっています。サイバーセキュリティを最優先することは、堅牢な運用およびインフラを維持し、EUのNIS2指令や米国TSAセキュリティ指令などの規制遵守を確実にするうえで不可欠です。さらに、サイバーセキュリティは、次世代のグローバル鉄道通信規格であるFRMCS(Future Railway Mobile Communication System)の組み込みセキュリティ要件を満たすためにも必須です。
鉄道の未来に向けたソリューション
セキュア・バイ・デザインのアプローチに基づくセキュリティ強化型ネットワークフレームワークを活用し、Moxaの新しい鉄道製品シリーズは、鉄道事業者が柔軟で拡張可能なセキュアなデジタル化基盤を構築することを支援します。また、本製品シリーズは、限られた車載スペースと電力制約を考慮して設計されており、導入に伴う一般的な課題に的確に対応しています。鉄道向けの新製品ラインナップは以下のとおりです:
- TN-4500Bシリーズ車載スイッチ—8~28ポート、最大8 GbEアップリンク、150 W PoEバジェットを備え、車載ネットワークの拡張と性能向上を実現。
- V3400 シリーズオンボードx86コンピュータ—高度なマルチ無線接続(デュアル5G、LTE/Wi-Fi 5またはWi-Fi 6)および統合セキュリティを備えたマルチコアコンピューティングプラットフォーム。高性能要件およびスマートアプリケーション統合に最適。
- V1200 シリーズ オンボードArmコンピュータ—スリムでコンパクトなI/O設計に、業界最先端のデュアル無線5G/LTEおよびWi-Fi 6接続を搭載。限定されたスペースおよび段階的導入の要件に対応するレトロフィットや軽量エッジコンピューティングに最適。
- TAP-M310R シリーズ車地間アクセスポイントおよびWAC-M300 シリーズ無線コントローラ—デュアルバンドWi-Fi 6による50ms未満のシームレスハンドオーバーを実現し、途切れないサービスを提供。RF状態監視、集中管理、先進の診断およびトラブルシューティング機能を備える。
- VPort 07-3 シリーズ IPカメラ—IP66堅牢仕様、300万画素、H.265圧縮対応で、鮮明かつ帯域幅効率の高い映像を実現。
すべての製品は、EN 50155およびEN 45545をはじめとする厳格な国際鉄道規格を満たしています。これらの製品はIEC 62443-4-1に準拠したセキュア開発ライフサイクルに基づき開発されており、機器のアップグレードからシステム統合に至るまで多彩なアプリケーションへの迅速な展開を可能にし、DXを支援します。
「Moxaの最新の鉄道向け製品群は、統一された安全で将来を見据えた基盤を提供し、製品の長期的な耐用性を通じて鉄道事業者のDXを確実にサポートするという我々の揺るぎないコミットメントを改めて示すものです。」とMoxa Inc.交通事業部門長のSamuel Chiuは述べています。
「当社は鉄道事業者およびシステムインテグレーターと緊密に連携し、変化する規格や規制、レトロフィットの課題、新たなアプリケーションに対応してまいりました。この協力関係により、顧客からのフィードバックを革新的なソリューションへと具現化し、鉄道業界のデジタル化を加速させています。」
未来のモビリティを切り拓くための長期的なコミットメントと品質保証
Moxaは鉄道業界における15年以上の経験と専門知識を有し、製品開発、プロジェクト遂行、顧客納入において卓越性を保証するIRIS認証シルバー品質パフォーマンスレベルを取得しています。Moxaは最大15年間にわたる供給コミットメントをもつ鉄道専用製品を提供し、顧客がライフサイクルリスクを最小化し、数十年にわたりシステムの安定稼働を維持できるよう支援します。
セキュリティ・バイ・デザインのアプローチを採用し、Moxaの鉄道ソリューションはEN 50155、EN 50121、IEC 62443-4-1/-2、および無線対応製品に関するEN 18031をはじめとする多岐にわたる産業規格の認証を取得しています。この堅牢な認証体制は、50か国以上、200以上の都市で1,000件を超える導入実績を持つMoxaの確かな成功を示すものです。
Moxaは世界各地の鉄道プロジェクトに積極的に参画し、スマート交通およびサイバーセキュリティの推進に向け、グローバルな鉄道パートナーと密接に連携しています。この連携により、顧客は柔軟で安全かつ管理しやすい鉄道通信システムの構築を実現しています。Moxaの鉄道ソリューションは将来のモビリティの課題に応え、車載通信、無線接続、ネットワークセキュリティ、エッジコンピューティングに注力しています。これらのソリューションにより、輸送業界のイノベーション推進をお客様が力強く実現できます。詳細につきましては、Moxa鉄道ポータルををご覧ください。
*Moxaは鉄道専用製品において長期供給をお約束しております。車載スイッチ/ルーターは15年、無線AP/Armベース車載コンピュータは10年、IPカメラ/X86車載コンピュータは8年の供給期間を設け、Form-Fit-Function(FFF)対応の後継製品も含まれております。