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製品サポート

セキュリティアドバイザリ

概要

NPort 5110シリーズの脆弱性

NPort 5110シリーズに複数の脆弱性が見つかりました。これによりリモートの攻撃者がサービス拒否攻撃を実行したり、メモリ内の特定の値を上書きして情報を利用不能にしたりすることができます。

見つかった脆弱性の種類と潜在的な影響は以下の通りです。

項目 脆弱性の種類 影響
1

境界外書き込み(CWE-787)

CVE-2022-2044

メモリ内の特定の値が利用できなくなる可能性があります。
2

境界外書き込み(CWE-787)

CVE-2022-2043

脆弱性により、リモートの攻撃者がサービス拒否攻撃を実行できるようになります。
影響を受ける製品およびソリューション

影響を受ける製品:

影響を受ける製品とファームウェアバージョンは以下の通りです。

製品シリーズ 影響を受けるバージョン
NPort 5110 シリーズ

ファームウェアバージョン2.10のみが影響を受けます。

CVE-2022-2044、CVE-2022-2043

NPort 5200A シリーズ

ファームウェアバージョン1.6以前。

CVE-2022-2044

 

対処方法:

Moxaが提供するこの脆弱性の影響を受ける製品への対策は以下の通りです。

製品シリーズ 対処方法
NPort 5110 シリーズ 支援の必要な方は、Moxaのテクニカルサポートまでお問い合わせください。
NPort 5200A シリーズ 支援の必要な方は、Moxaのテクニカルサポートまでお問い合わせください。

 

謝辞:

En Garde SecurityのJens Nielsen氏には、この脆弱性を報告し、製品のセキュリティ強化に向けて当社と協力し、お客様へのより良いサービスの提供を支援していただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。

 

改訂履歴:

バージョン 説明 公開日
1.0 最初の公開 2022 年 6 月 10 日
1.1

参考文献の補足:

  • ICSRange、Two Moxa Zerodays
  • CISA、ICSA-22-207-04
2022 年 6 月 28 日
1.2

NPort 5200A シリーズと CVE ID の追加

2023 年 7 月 31 日

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