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ケーススタディ

インダストリー4.0の実現:信頼性の高い自動マテリアルハンドリング

  • アプリケーション 自動マテリアルハンドリングシステム
  • 業種 製造 
  • 地域 アメリカ合衆国

紹介

インダストリー4.0とは、生産効率を向上し、システムのダウンタイムを削減するための、全般的な戦略のことです。そうした目標を達成する上で最も重要な前提条件は、信頼性の高い、自動化されたインフラストラクチャを構築することです。例えば、マテリアルハンドリングのための無人搬送車(AGV)システムを展開することで、工場の所有者は、オペレーション効率を強化し、生産性を向上することができます。ですが、システムの安定性が大きな懸念事項となる場合もあります。倉庫用AGVは常に移動し続けているため、そうしたAGVに取り付けられる無線クライアントには、無線AP間のシームレスなローミングが可能であるだけでなく、AGVの移動に伴って生じる振動に対する耐性も備えなければなりません。さらに工場全体の円滑な通信を確保するために、産業用プロトコルをサポートし、現場の環境にも耐えられる、産業用グレードのイーサネットスイッチが必要となります。

Moxaのお客様である、ターンキー方式のマテリアルハンドリングシステムを提供する米国の大手企業では、折り畳み式段ボール箱やビン、カンを製造する大規模工場に向けて自動コンベヤと無人搬送車(AGV)を提供しています。そのお客様は、ノンストップでの工場のオペレーションを保証する、信頼性の高いシステムの構築を主な要件としています。

このプロジェクトでは、業界最大手のAllen-Bradley社のEtherNet/IPプログラマブルロジックコントローラ(PLC)が制御システムに使用されていましたが、お客様はMoxaの産業用イーサネットスイッチも使用して、信頼性の高い2つの産業用ネットワークを構築し、自社の自動マテリアルハンドリングシステムを実装しました。1つのネットワークはPLC、IO、SCADAを接続するためのEtherNet/IP制御ネットワークで、これにはEtherNet/IPプロトコルをサポートするEDS-516Aイーサネットスイッチを使用しました。もう1つのネットワークは工場全体の通信を処理するバックボーンネットワークです。さらに、お客様はMoxaの無線AWK-3131Aシリーズも採用し、AGV制御用の堅牢な産業用無線通信を確立しました。

システム要求

  • Allen-Bradley社製EtherNet/IP PLCとの相互運用性、およびSCADAでの監視に必要なEtherNet/IPのサポート
  • 制御および通信用ネットワークの信頼性を保証する、ポート密度が高く堅牢な産業用イーサネットスイッチ
  • 常時使用可能な産業用無線通信によるAGV制御
  • 構成ファイルの容易なバックアップと回復によるダウンタイムの削減

Moxaソリューション

  • MoxaのEDS-516Aシリーズの産業用グレードマネージド16ポートイーサネットスイッチは、制御ネットワークと工場全体の通信ネットワークを相互接続します。
  • Moxaのスイッチは、Allen-Bradley社製PLCとSCADAシステムを統合するためのEtherNet/IPをサポートしています。
  • 構成バックアップドングルABC-01により、交換スイッチをすばやく構成できます。
  • Moxaは信頼性の高いAGV制御を実現するために、AWK-Aシリーズの堅牢な産業用無線アクセスポイントを提供しています。

Moxaを選ぶ理由

  • 極端な条件にも耐えられる産業用グレードの設計と耐久性
  • ワンストップショップソリューションにより、ネットワーク通信と構成が簡素化され、信頼性と費用対効果が向上

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