TCF-142デバイス間の光ファイバケーブルの長さが20 kmの場合は、最大5台のTCF-142デバイスをネットワークに接続でき、光ファイバケーブルの長さが2 kmの場合は、最大50台のTCF-142デバイスをネットワークに接続できます。
リングモードに構成されたTCF-142シリーズのデバイスを接続する光ファイバリングネットワークを設計する際の最も重要な検討課題は、ネットワーク上でデータが繰り返し伝送されないようにすることです。データが破棄される間隔がすべてのTCF-142デバイスで設定されることで、その間に受信した重複するデータが破棄されるようになります。データが破棄される間隔は、すべてのTCF-142デバイスで500*マイクロ秒に設定されます。
*25 kmの光ファイバネットワークでのデータ伝送速度を測定すると、ネットワークの一端から他端へのデータ移動時に120マイクロ秒の遅延が発生します。それに加え、TCF-142デバイス自体に起因する1マイクロ秒のデータレイテンシが発生します。事前に設定された500~550マイクロ秒の間隔内で重複するデータを破棄するという要件を満たすためには、光ファイバケーブルの全長を100 km未満にする必要があります。