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ケーススタディ

掘削機に最新型の操縦席を構築してTCO削減を支援

紹介

この会社の以前のソリューションは、掘削機の操縦席にある4つのディスプレイに掘削パラメータを表示するというものでした。しかし、PCが置かれていたのは、約100メートル離れたシステム制御室でした。制御室のPCと操縦席上のディスプレイはVGAケーブルで接続されていましたが、そのために信号の伝送で干渉が生じることがよくありました。データの信頼性とセキュリティも、同社が求める基準に達していませんでした。さらに、PCのパフォーマンスや以前のソリューションのパネルは、同社が導入検討中の最近のトレンドであるデジタル油田のニーズを満たす設計となっていませんでした。

次世代デバイスに対応した掘削システムを構築して油田のデジタル化を促進するため、同社はコンパクトでコスト効果に優れたソリューションを実装し、統合・合理化して、システムのパフォーマンスを向上させたいと考えています。

システム要求

  • 既存のPCとディスプレイに代わるパネルコンピュータ
  • 高性能のプロセッサを備えたタッチ操作への反応速度がより速いパネルコンピュータ
  • PLCとコンピュータを接続するPROFINETツーイーサネットゲートウェイによるシームレスなデータ転送と容易な統合
  • Class 1 Division 2 ATEX認証とIECEx認証、および広範な動作温度範囲

Moxaソリューション

Moxaは世界中の石油およびガスサービス会社との長年にわたる協力関係に基づき、革新的なソリューションを提供してきました。Moxaは包括的な製品ポートフォリオを取り揃えており、石油およびガス産業の過酷な環境でも安定して動作する製品を提供することができます。現在のソリューションの効率を向上させ、総保有コストを削減するため、この会社では2台の既存PCと2個のディスプレイをMoxaのタッチパネルコンピュータMPC-2197ZおよびMoxaのディスプレイMD-219Zに置き換えました。PCとディスプレイをVGAケーブルで接続するのではなく、掘削機の操縦席上にパネルコンピュータを設置することで、オペレータが掘削作業を行いやすくしました。以前のシステムを使用しているときにオペレータの悩みの種だったのは、既存のディスプレイは金属製フレームで囲まれており、フレームの近くにある「閉じる」ボタンがスクリーン上で非常にタッチしにくかったことでした。MoxaのフラットパネルコンピュータMPC-2197ZはIntelの第3世代プロセッサと感度に優れた高速なマルチタッチ機能を搭載しており、あらゆる相互運用性の問題を回避し、オペレーションの効率を向上させます。

お客様が新たな操縦席へとシームレスに移行するうえで、次に対処する必要のある課題はプロトコル変換です。石油およびガス産業の現場で最も広く使用されているPLCプロトコルはPROFIBUSですが、このプロトコルでは、パネルコンピュータに直接接続することはできません。そこで重要な役割を果たすのが、MoxaのMGate 5101イーサネットゲートウェイです。可視性を向上するために、MoxaのEDS-508Aイーサネットスイッチが採用され、リグ制御システムへの円滑なデータ転送を促進します。

統合化およびネットワーク化されたシステムの実装が完了すれば、このソリューションにより、最新掘削機の操縦席のオペレーション効率をコスト効果に優れた方法で向上させることができます。

Moxaを選ぶ理由

  • 石油およびガスアプリケーションに特化したソリューション
  • 総保有コストの低さ
  • C1D2/ATEX Zone 2認証取得製品を含む、包括的な製品ポートフォリオ

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